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名古屋市瑞穂区医師会は、最初、戦後間もない昭和22年(1947年)に設立されました。その後、国民皆保険制度の実施に伴い、名古屋市全体としてまとまる必要が生じたため、一度法人格を取りやめ、昭和35年(1960年)から名古屋市医師会の下部組織(瑞穂区支部)になりました。しかし、民法改正に伴い、名古屋市医師会も法人組織を変更する必要が生じたため、平成23年(2011年)4月から再び名古屋市瑞穂区医師会として独立し、今日に至っています。

発足以来、もう古希を迎えるまでの年数が経ってしまい、医師の顔ぶれも全く変わってしまいましたが、地域住民の方々の健康保持に対する情熱は、ずっと変わっておりません。諸先輩の先生方は、全区にさきがけて休日の在宅輪番診療を実施し、昭和53年(1978年)秋からは、瑞穂公園の敷地内に内科・小児科の休日急病診療所を開設、年間約70日の休日に交代で診療に当たってきました。

その休日急病診療所も築35年を過ぎ、老朽化のため建て替える必要が生じてきましたが、名古屋市の補助を受け、平成26年(2014年)には、瑞穂公園敷地内の同じ場所に、新しい休日急病診療所を建てることができました。平成26年(2014年)3月からは、諸先輩の遺志を継ぎ、新しい建物で引き続き休日診療を行っています。

医師会の活動は、休日診療以外にも多岐にわたっており、保健所業務への協力、学校保健、予防接種、特定健診、母子医療、産業医活動、災害医療救護体制、学術講演など、数えればきりがありません。今後は、在宅医療ネットワークの基盤としての役割も期待されています。

重い病気や命にかかわる救急を担当する大病院、少し落ち着いて治療を受ける中堅病院、そしていつも相談できるかかりつけ医、それぞれ役割分担をしていくことがすべての患者さんのためになります。医師会の活動が瑞穂区・名古屋市・愛知県そして全国とつながっている中で、当会は主としてかかりつけ医としての役割を務めていきます。このホームページからの情報発信を有意義に使っていただけると嬉しいです。

令和2年(2020年)4月   名古屋市瑞穂区医師会 会長   村上 京子  


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